2021.5.14 「感染対策を資材と方法から考える超党派議員連盟」設立 祝辞

日本除菌連合会長の越智でございます。

このたびは「感染対策を資材と方法で考える超党派議員連盟」の設立まことにおめでとうございます。

世界中で330万人を超える多くの方が亡くなり国家が緊急事態下にある中でおめでとうというのもいかがかと思いますが、いままで1年4か月の間、3密回避とマスク、手洗いそして自粛しかなかったところをやっと新しい対策をかくも大勢の議員の先生たちが力を併せて対策を考えていく軍団ができたことは慶祝に耐えません。

いま新型コロナウイルスの変異種が猛威を振るい、経済的にも危機的状況です。倒産、失業者、自殺者が増え、飲食店や観光業も瀕死の状態です。お酒の提供禁止という感染対策が長引けば飲食業に留めを刺します。日本の経済的な崩壊を防ぐためにも新しい現実的な効果のある対策を今すぐに広めなくてはなりません。

みなさまもうご存知だと思いますが、つい先日アメリカCDC、疾病管理予防センターがガイダンスを更新し、新型コロナウイルスの変異種は6フィート離れてもマスク越しにエアロゾル感染する恐れがあると発表しています。いままで日本は換気以外に空気感染に備える危機管理を行っていません。今こそ、正しく恐れて正しい新しい対策が必要な事態です。

日本はこれからワクチン接種が本格化します。もしもワクチン接種場でエアロゾル感染が広がって重症者、死亡者が出た場合には、誰も進んで接種を受けなくなる恐れもあります。

この解決には施設空間や空気の徹底除菌と併せてPCR検査で陰性の人だけが集まるという新しい方法しかありません。ウイルスの無い空間を作りウイルスを持たない人だけが集うならば感染リスクは最小にできます。この考え方は先月、日本除菌連合からオリンピック組織委員会にもお伝えしています。

ご覧のようにこの国会議員会館大会議室も、いま世界最新の空間除菌機器で除菌され、館内の空気は次亜塩素酸や光触媒、オゾンの力でウイルスを殺し清浄な空気を循環させています。

お手元の日本除菌連合新聞と、本日講演をいただく三重大学福崎先生の新刊にもありますように、空間除菌は効果的、効率的で安全な手段です。

元WHOエイズ対策国際課長の北海道大学玉城名誉教授によると、いまWHOでも次亜塩素酸の効果に改めて着目してロンドンの大学と共同実験を始めたそうです。

ウイルスとの闘いにはいろいろな資材があり、いろいろな方策があります。世界でも空間除菌の先進例がたくさんあります。

国家議員のみなさまの熱い想いと実行力、突破力で日本と世界を救ってください。私たち日本除菌連合とその趣旨を同じくする業界数千社も全力を尽くして議員連盟の皆さまをバックアップして一緒にウイルスと闘っていくことを誓い、お祝いの言葉に変えさせていただきます。